連休に


ゴールデンウィークも終わりました。今回は長いお休みを取れた方も多かったようですね!

私は4月29日、二年に一度の故郷の恩師のピアノ発表会に出演させて頂き、会場の方々&出演者に向けてリトミックをしてきました♪

出番は二回。一度めはこれから合唱するチビッ子達に向けて。二度めは会場のお客様と出演者の方達に向けて。

最初は、第1部のチビッ子ステージの締めくくりとして歌う トトロ「さんぽ」の前に、子ども達とパパママ達が元気いっぱい声が出 るように工夫しました。

「さんぽ」の歌には、どんな動物や生き物が出てくるでしょうか?

きつね、たぬき、くも…他には?

2番の歌詞) 歩こう歩こうわたしは元気

歩くの大好きどんどんいこう

みつばちブンブン花畑

日なたにとかげ へびは昼寝

ばったが飛んで曲がりみち

~と、思った以上に登場してますね!

それぞれの生き物のポーズを皆からのアイディアで決め、まづは先生に続いて大きな声で真似しながらポーズ!

次にカノンでやってみました。

例えば、先生が た.ぬ.き.ハイ!と言ったら、皆はそれを模唱して た.ぬ.き.。…模唱している間に先生が言う次の言葉 exき.つ.ね.を聴き取り、次々に再現していきます。

実は「カノン」は、聴いて、覚えて、再現するという3つのことを同時に行うので、とても脳にとって高度なことです。

でも、そこに動き(ポーズ)も付けて視覚的な助けもあるので、小さい子ども達も楽しみながら一生懸命ついてきてくれました!

(これを実際のピアノレッスンで行う時には、このように動きや言葉で導入した後、言葉や視覚的な助けがなくてもタイコやピアノのリズムやメロディだけを聴いて手拍子やステップで再現出来るように、ゲーム感覚でやっていきます。)

カノンの後は、リラックス♪ピアノと一緒にリズムにのって体を動かしました。

ステージの上で歌う前に、集中力を高め、思いっきり体を動かしたチビッ子達。体いっぱいに表現しながら、とても元気な「さんぽ」が歌えました!

 

さて、長くなってしまいました。次回は会場の皆さん&出演者の方たちと行ったリトミックについて書きたいと思います。

 

セミナーを開催しました

昨日、「ピアノに活かすリトミック」と題したセミナーをさせていただき、多くのピアノの先生達がご参加下さいました。

リズム、休符、フレーズ、拍子、ダイナミクスetc..をより深く感じ理解し、演奏に生かすためには?

自分の体の中に安定したビート感を生むためには?

よく聴ける耳を育てるには?

自分で音楽をとらえ、考える力を育てるには?

飽きさせない楽しいレッスン、対話やコミュニケーションの生まれる密度の高いレッスンをするには?

…等々、実際に体験してもらいながらお話させて頂きました。

音楽の中で体を動かすにつれ、私も参加された皆さんも緊張がほどけ笑顔に!

受講後のアンケートでは、「楽しく役立つ活動がたくさん体験できた」、「すぐにレッスンに取り入れたい」、「ソルフェージュの要素を楽しみながら身につけられる」、「アプローチの仕方が勉強になった」などの声をいただき、ひとまずホッとしました。

でも、終わった途端、まだまだ伝えきれていない…!もっとこれを伝えたかった!との思いがムクムクと沸き上がり…。

 

ぴょーん

この夏、素敵な出会いがありました。

「ぴょーん」という絵本を読んだことのある方もきっと多いと思います。

6月のリトミックで必ず登場させるこの本の作者、松岡達英さんが私と同じ長岡出身だったなんて!

かえるが・・・・ぴょーん!
こねこが・・・・ぴょーん!
いぬが・・・・・ぴょよよよーん!
ばったが・・・・ぴょーん!
うさぎが・・・・ぴょーん!
かたつむりが・・・・???

ページをめくるたびにいろんないきものが、「ぴょーん」とはねます。

それを見ている子ども達も、抱っこされてる赤ちゃんも(もちろんママがやってくれるのだけれど)、思わず一緒に「ぴょーん」と飛んでしまう、「体で感じたくなる」絵本なんです♪

全身の筋肉でジャ~ンプ!を感じる、第一歩になってくれればいいなぁ、カエルやウサギをイメージした時に、このダイナミックなジャ~ンプ!を筋肉が思い出してくれるといいなぁ、と願ってこの本を読んでいます。

偶然行った長岡市中央図書館でやっていた「松岡達英展」で、まつおかたつひでさんが長岡出身だったことを知り、さらにご本人による様々な作品の説明を聞くこともできました。

「ぴょーん」があんなに受けるのは、目線の高さが赤ちゃんと同じだから、とおっしゃっていました。

自然科学や生物のイラストレーターとしても現役で大活躍されている松岡さんは、全然73才には見えない、エネルギーに満ち溢れた素敵な方でした!